・転職ってどうやって進めていくの?
・できるだけスムーズかつトラブルを避けるためには?
・おすすめの退職方法を教えて!
こんな悩みや疑問にお答えしていきます!
まず、看護師が転職するためには事前準備が必要です。
そろそろ今の職場から環境を変えたいから転職したいなー。
と、転職を考える方がたくさんいると思います。実際僕もそうでした!
ここで紹介する転職準備をすれば、今の職場から新天地への転職成功率を上げることができます。
目次
看護師転職の具体的な9つの流れと準備
- 自己分析をする
- 転職の準備をする
- 転職方法を決める
- 求人探しと情報収集
- 求人に応募する
- 履歴書や職務経歴書を書く
- 面接対策をして面接を受ける
- 給料や待遇条件を交渉する
- 退職手続きをする
「転職する」と決心したら転職活動と退職活動の準備は別々に進める必要があります。
なぜなら、「転職活動」と「退職活動」は全く別物だからです。
「転職活動」は新天地を探すための、外に向けたアプローチ。
「退職活動」は今の職場から離れるための、内に向けたアプローチ。
自己分析をする
まずは自分の希望条件や譲れない要望を明確にするために自己分析をしましょう。
具体的な自己分析方法は以下の記事を作成したのでぜひご確認ください!とても詳細にわかりやすい内容となっています!
自己分析のやり方は以下の4つのステップで簡単にできます。
- 転職したい理由・・・なぜ今の職場から転職をしたいと思ったのか。
- 振り返り・・・今までの経験や経歴。
- やりたいこと・・・転職して何をやりたいか。興味があること。
- できること・・・今の自分ができること。得意なこと。得意な領域。
上の4つを書き出して自分の現在・過去・未来を自問自答するようなイメージです。
自己分析から転職理由や退職理由を整理する
自己分析から転職理由を整理していくことが大切です。
転職理由を整理するには1日~数日の時間をかけてじっくり整理していきましょう。
看護師の転職理由や退職理由のアンケート調査結果は以下をご参照ください。
具体的にはこのような理由がおすすめです。
結婚
出産・育児
引っ越し
体調不良・病気
他分野への興味
家族の介護
転職したい退職したいと考えたということは、下のいずれかに不満があるのではないでしょうか。
- 給料が低い
- 勤務時間が長い
- 休日が少ない・休日のはずなのに係や委員会の仕事をしている
- 夜勤がつらい
- 福利厚生が不十分
- やりがいがない
- スキルアップしたい
- 仕事のプレッシャー(精神的に)つらい
- 人間関係が悪い
- 通勤時間が長い(自宅との距離が遠くなった)
これらの悩みをしっかりと解決できるように転職活動をしていきましょう
転職の準備をする
病院や看護師長に転職理由や退職理由の伝え方は重要で以下の手順で伝えましょう。
- 最初に退職の意思を伝えるのは師長
- 就業規則で定められた期間内に意思を伝える
- 退職の意思表示は退職予定日の遅くても3ヶ月前、気持ちが固まっているなら6ヶ月前〜1年前に伝える
- 看護師長に直接対面で伝える
- 退職に関する手続きや必要書類を看護師長または事務課に確認する
- 手続きや必要書類の準備を整える
- 退職日を迎える
最初に退職の意思を伝えるのは師長
退職や転職を決めたら、最初に退職の意思を伝えるのは病棟の看護師長(直属の上司)になります。
間違っても、看護師長を飛び越えて看護部長へ先に退職の意思を伝えないようにしましょう。
看護部長に先に伝えると、看護師長のメンツを潰すことになってしまうからです。
「看護師長の管理不足やコミュニケーション不足、マネジメント不足が原因で辞める」と暗に伝えてしまっているようなものだからです。
また、看護師長に退職の意思を伝える前に同僚や先輩に退職することを伝えないようにしましょう。
なぜなら、看護師の噂は一気に広まるからです。これは私にも経験があって、ある噂が2~3日もすればシフトが一緒にならない先輩や後輩全員に広まっていることがありました。
それがまわりまわって看護師長の耳に入ると、看護師長に伝える前に直接引き止めにあいやすくなってしまいます。
そのため、最初に退職の意思を伝えるのは看護師長です。
退職時期は下の基準で具体的な時期を決めて大丈夫です。
- 自分の辞めたい気持ちが完全に固まっている。
- ボーナス時期に合わせて辞める。
就業規則で定められた期間内に意思を伝える
看護師が退職理由を看護師長に伝えるときには、就業規則で定められた期間内に退職理由を伝えることが大切です。
あれ?法律で2週間以内に伝えればいいって調べたら出てきたよ?
確かに、民法627条第1項の規定で退職する2週間前までに退職の意思を伝えればいいことになっています。
第 627条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
ただ、これはあくまでも法律上はということです。
「法律上は2週間前までだからギリギリになったら伝えればいいでしょ。」と考える方は少ないでしょうが、一応確認しておきましょう。
看護師はシフト制です。そのため、辞める2週間前に申しだされても確実に引き止められます。
できれば引き止めにもあいたくないしスムーズに円満退職したいですよね?
そこで出てくるのが就業規則です。各病院または施設には必ず就業規則があり、労働者のルールが定められています。
就業規則よりも法律のほうが優先度が高いんじゃないの?
法律よりも就業規則を優先して退職理由を伝えるべき理由は、就業規則を無視すると退職できない、もしくは退職金を減額される可能性があるからです。
就業規則を無視して退職の意思を伝えると退職できない可能性の理由を説明します。
その理由は、看護師長から「就業規則を無視しているからあなたが希望する時期には退職できません。」と引き止められるからでです。
えっ、でも法律では2週間以内でしょ!?
と思いますよね?ですが看護師業界では就業規則を守るのが当然という風習があります。そこは風習に則って出来る限り就業規則を守って円満退職を目指していきましょう。
円満退職じゃなくてもいいから、今すぐにでも辞めたいという人は個人で強行突破するのではなく退職代行サービスを活用するのがベターです。
就業規則を無視すると退職金が減額される可能性がある理由は、就業規則には退職規定を守らないと退職金を減額すると書かれているからです。
こんなに頑張って働いてきたのに退職金が減るなんておかしいよ。
とおもいますよね。
しかし、退職金は一般的な法律上の定めはありません。退職金は病院や施設ごとで独自で規定されていることころがほとんどなので減額されても泣き寝入りになることもあります。
辞めてしまいたいと思っている病院や施設の就業規則なんて無視したい!と思う気持ちは痛いほどわかります。僕もそうでした。
たが、ここは冷静になって自分の身を守るためにも就業規則は守りましょう。
どうしても退職できず就業規則も守れない場合は、外部の退職代行サービスに相談しましょう。
就業規則や法律は守るのはもちろんのこと、自分が辞めたいと自分勝手に突っ走ってあまりにも短い期間で辞めてしまうと、同僚や先輩後輩看護師に迷惑をかけてしまいます。
辞めるし関係なくない?
と思うかもですが、看護業界はとっても狭い世界。今の職場で非常識な流れで退職してしまうと悪いうわさがまわりまわって、簡単に次の新天地に伝わるかもしれません。
シフト混乱や看護師交代で、同僚や先輩後輩看護師に迷惑をかけるよりも「立つ鳥、跡を濁さず」精神で就業規則に則って退職するのがベストです。
退職の意思表示は退職予定日の遅くても3ヶ月前、気持ちが固まっているなら6ヶ月前〜1年前に伝える
看護師長への退職の意思表示は退職日の遅くても3ヶ月前に伝えましょう。ベストは就業規則に記載されている【◯ヶ月前】+1ヶ月前に退職の意思を伝えるのがベストです。ただ、すでに退職の気持ちが固まっているならば半年〜1年前から伝えておくとより良いと思います。
僕の場合は1年前に師長に伝えました。理由は、1年のうちに転職先をしっかりと下調べをしたかった事と、子供が産まれて妻と住んでいた家が小さくなってしまったので病院から離れたところ中古一軒家を購入したので引越しをしたからです。この1年は仕事+転職先の下調べ+引越し準備諸々があってとっても忙しかったですが、病院からはしっかりと給料&ボーナスを貰えていたし、1年前から伝えていたので師長からは引き留めはされなかったです。引き留めされなかった理由はもう一つあるので後でお話ししますね。
3ヶ月前退職の意思を伝えて欲しい理由は、現実的に考えて退職の1ヶ月前や2ヶ月前だと看護師長が作成したシフトの作り直し作業や調整がとっても大変になるからです。
就業規則に2ヶ月前って書いてあるからその月になったら師長さんに伝えよっと。
このように思っていてその就業規則通りに退職意思を師長に伝えたら「いや、もうシフト作っちゃってて人手もカツカツだから調整難しいから1ヶ月〜2ヶ月延長させてほしい。」とやむを得ない引き留めにあうかもしれません。
強引に「就業規則には沿っているので、退職しますから!」と言って退職してしまうと退職日までに師長や、同僚看護師、先輩看護師、お局さんとの間に大きな軋轢を生みかねません。最悪、師長より上の看護部長などの上司との面談も組まれる可能性もあります。
退職の意思を師長に伝えるのは、遅くても就業規則の規定よりも1ヶ月以上早めに伝えましょう。
実際僕の先輩に当たる人が就業規則よりも早めに退職の意思を伝えて強行突破しようとした人が、看護部長との面談のために休日に職場に赴いていました。
看護師長に直接対面で伝える
看護師長には直接面談のアポをとって面談の場で直接対面してから退職理由を伝えましょう。
絶対にやってはいけない退職意思を伝える方法をお伝えしておきます。
メモ(付箋)や書面で退職の意思を伝える
先輩看護師や主任看護師、副師長看護師経由で看護師長に退職の意思を伝える
電話やメール、電子カルテの連絡システム経由などで退職の意思を伝える
看護師長に直接対面で退職の意思を伝える方法の順序は以下の通り。
- 看護師長が空いている機会を狙う→会議や委員会、シフト作成中など忙しいタイミングは避ける
- 看護師長が一人になったタイミングで声をかける→「個室で相談したい内容があるのでお時間よろしいでしょうか?」と切り出す。
- 別室や個室でほかの看護師がいないところへ移動
- 退職の意思を伝えて退職理由も伝える
- 具体的な退職日も伝える
このときに引き止められない退職理由を伝えよう。多少の嘘を付け加えた退職理由でも問題ありません。
先程お伝えした引き止められなかったもう1つの理由は、退職理由にネガディブな要素を入れなかった事です。どういう事かと言うと、実際に僕が師長に伝えた内容は下の通りです。
「地域から救急搬送された患者さんを救命外来や病棟で受け入れたり、看護業務をしてきましたけど、よく考えたら搬送されてきた患者さんは自宅ではどのように生活されてきたのか?の現実を知りたくなりました。看護師として来院する患者さんしか知らないことに対して疑問を持つようになったので、看護師として訪問看護は知っておくべき領域だと思ったので訪問看護に転職したいです。」
このように伝えました。
師長からは「病院内には地域連携室もあるからそこに異動する?」
と言われましたが、そこはプライベートの都合(引っ越し先が職場から遠くて通勤が精神的に辛い)も大げさに付け加えて断りました。
そうしたら、退職意思を伝えた時期もかなり早かったのではっさり認められました!
ただ基本的に看護師長に退職理由を伝えても必ず引き止められます。なぜなら、慢性的な看護師不足なので管理職である看護師長が退職しようとしている看護師を思いとどまらせようとする行動はどこでも当たり前だからです。
おそらく下記のように声がかかります。
- 「もう少し退職日を引き延ばせないかな?」
- 「数日考え直してもらってまた後日面談したときに気持ちを聞いてもいいかな?」
- 「ほかの先輩後輩たちも辞めたいって言ってるけど頑張って働いているよ?」
おそらく師長からはこのように引き止められると思いますが、ここで「ちょっと考えておきます。」とか引き下がってしまうと退職タイミングが遠のいてしまいます。ここははっきりと退職理由と退職日を伝えましょう。そうすることで師長からは退職の意思が固いなと思われます。
曖昧な返事で・・・
まだ決めかねているんですよね・・・。もう少しなら時期をずらせます・・・。まだ次の職場をどこにするか決めていないんですよね・・・。
といった対応をしてしまうと看護師長の思うツボです。
看護師長の気持ちも配慮しつつ、自分の退職意思をハッキリと伝えましょう。
ここで忘れてはいけないのは、具体的な退職日や最終出勤日を決めておくことです。
具体的な退職日なんて後から決めていけばいいんじゃないの?
こう思いがちですが、注意が必要です。
退職意思を伝えたはいいけど、師長の引き止めに会って具体的な日にちを決められずに「退職したいことは聞いたけど、具体的にいつ辞めたいか言わなかったから諦めたかと思った。」などと引き延ばしに合うことがあります。
看護師長に退職の意思を伝えるときには、必ず退職理由と具体的な退職日と最終出勤日を決めましょう。
退職に関する手続きや必要書類を看護師長または事務課に確認する
看護師長に退職意思や退職理由を伝えて了承を得たら、正式な退職日や最終出勤日は退職届に残して提出しましょう。
この退職届は自らで準備することもあるそうですが、大半は病院や施設ごとにフォーマットがあると思うので師長に確認してください。
有給消化について
溜まっている有給を消化する予定ならば師長に早めに相談しましょう。有給をお金に変換する病院がとっても多いですが法律に規定されているわけではないので有給を消化できずに泣き寝入りする看護師が後を絶ちません。
看護業界では有給消化させてくれないケースが多いですが有給はあなたの権利です。
看護師長とシフト調整の相談をして退職日から逆算の上で退職日や最終出勤日を決めましょう。
正式な退職日や最出勤日が決まったら、退職届(病院や施設で決められたフォーマットがあればそちらを作成)を作成して看護師長に提出しましょう。
退職届は提出後に「やっぱり退職は白紙に戻して今の職場で継続していきたい!」と切り替わったときは撤回できますが、退職届は受理されると撤回不可です。
手続きや必要書類の準備を整える
看護師長や事務課から退職のための書類一式が渡されるので、必要書類に記載をしていきます。
僕の場合は、退職者一同をホールに集めてその場で退職のための説明会が行われました。説明内容は、年金のこと、ハローワークのこと、保険証返却のこと、退職金のことなどなど・・・その場で事務課の職員が退職者一同に説明をしていました。
退職日を迎える
お疲れ様でした。ここまでくれば退職日を迎えるだけです。
退職日までに以下のことをしなければなりません。
- ロッカーや病棟の自分のスペースの片づけと整理整頓
- 委員会や係の担当業務の引継ぎ
- お世話になった先輩や他職種への挨拶回り
これ以外にも病院や施設によっては細かいto doがあるので確認しましょう。
転職方法を決める
転職するなら転職方法を決めなくてはいけません。転職方法によって求人の探し方も求人の選択肢も変わってきます。
看護師の転職方法は以下の通り5つあります。
- 自分で探す
- 知人の紹介
- ハローワーク
- ナースセンター
- 看護師転職サイト
5つの転職方法の内、特におすすめなのが「看護師転職サイト」です。もし、あなたに信頼できる看護師の友人や知人がいるなら「知人の紹介」もいいと思います。
「看護師転職サイト」と「知人の紹介」のメリットデメリットをお伝えします。
【知人紹介のメリットとデメリット】
知人の紹介のメリット
- 入職後のミスマッチが生じづらい
→実際の現場に入ってみると「思っていた働き方と違う……」とミスマッチを感じてしまうことは、残念ながら転職での「あるある」です。その点、知人や友人からの紹介であれば、職場の雰囲気やスタッフの人柄、先輩看護師や上司がどんな人柄か、実際の忙しさや職場環境などの「リアルな情報」を、その人から教えてもらえることも。「自分に合っている職場かどうか」をより判断しやすくなるので、入職後のミスマッチを減らせる可能性があります。 - 紹介者の後押しが選考をスムーズに
→応募となったとき紹介者からあなたのことを説明してもらえるのもメリットです。あなたの人物像や経験、実績などを、紹介者が上司や採用担当者に伝えることで採用への後押しが期待できます。 - 職場になじめるように紹介者のサポートが期待できる
→転職したての頃は、右も左も知らない人ばかりで緊張したり、多少なりとも居心地の悪さを感じます。その点、紹介を受けて採用された場合、入職初日から知り合いがいることは心の支えになってくれます。
知人紹介のデメリット
- 内定辞退がしづらい
→紹介者がいる選考の場合、採用側としては「内定を出せば必ず入職してくれる」と考えるのが普通です。そんな中で辞退すると、紹介者のメンツが潰れてしまう可能性もあります。このように紹介してくれた知人に影響が及ぶことがハードルとなり、内定の辞退がしにくい傾向があります。ひいては、転職先選びの自由度(選択肢)が必然に低くなってしまいます。 - 退職がしづらい
→退職を申し出る心理的なハードルは、一般応募で入職した場合よりも高くなりやすいです。特に早期退職の場合、推薦してくれた知人の顔に泥を塗ってしまうことになるので、その人との関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。早期退職を決断する事情はさまざまなので一概にNGとはいえませんが、一般応募で入職した職場を退職する場合とは勝手が違ってくることは覚えておきましょう。 - 紹介者の職場での評価が影響しやすい
→紹介してくれた知人の職場での仕事ぶりや評価が、良くも悪くもあなたの印象にも影響を及ぼす場合があります。例えば、紹介者がバリバリ働いていて積極的に現場を引っ張っていた場合、紹介者の印象が影響し、紹介されたあなたも同じような印象を持たれて、「もう少しゆとりのある働き方がしたいな。」と思っていた場合ギャップが生じてしまうかもしれません。
自分の理想とする仕事のスタンスや働き方に合っていないとしたら、ミスマッチではないでしょうか。また、過剰な期待が精神的なプレッシャーに感じてしまう可能性もあるでしょう。
【看護師転職サイトのメリットとデメリット】
看護師転職サイトのメリット
- 看護師の転職に慣れたプロのアドバイザーのサポートを受けられる
→看護師転職サイトを利用する大きなメリットがプロのアドバイザーから無料で転職サポートを受けられることです。例えば、履歴書添削・面接対策・面接日の日程調整・利用者を求人に推薦・給料交渉や条件交渉をしてくれるなどがあります。 - 求人数が豊富で、かつ非公開求人も多数取り扱っている
→非公開求人とは、その名の通り一般に公開されていない求人のことです。登録会員しか紹介されないなど限定の求人で、ネット検索などでは閲覧できません。看護師の転職市場にも非公開求人はあり、転職サイトのアドバイザーを通して、条件にあった非公開求人を紹介してもらいます。非公開にする理由は、「応募が殺到しそうな好条件求人だから」「病院側が募集を伏せているから」「特定の看護師にのみ紹介したいレア求人だから」などが挙げられます。特に大手主要看護師転職サイトほど多く、非公開求人枠を保有しています。 - 病院や施設の人間関係や残業の有無と言った内情を詳しく把握できる
→知人の紹介でも確認はできますが、知人の紹介の場合紹介者の主観的な感想になってしまいがちです。この点、転職サイトを利用するとあくまで客観的な人間関係の内情や残業の有無を確認できます。
看護師転職サイトのデメリット
- 連絡がしつこい
→転職サイトは、看護師を転職させることで収益を得ているため、強引に転職させようとして必要以上に連絡をしてくる質の悪い担当者もいます。担当者によっては、電話やメールの回数が多いケースもあるため、あまりにも「連絡が多い」と感じるのであれば、担当者変更ももちろんOKです。また、別のサイトを活用しても問題ありません。別サイトの担当者に前のサイトでは担当者がしつこかったから乗り換えたと伝えれば、無理に連絡してこないでしょう。 - 希望と違う求人先を提案される
→看護師転職サイトでは、質の悪い担当者に当たってしまうと、見当違いな求人ばかり紹介されることがあります。ただ、良い担当者であれば、希望に合った職場を紹介してもらえることが多いので担当者変更も視野にいれて問題ありません。 - 求人やアドバイザーの質が低いサイトもある
→看護の知識が浅い人が担当になると、「転職に役立つアドバイスはほとんどもらえない」というデメリットも挙げられます。
看護師転職サイトを利用した転職方法がおススメな人は、一般公開されていない非公開求人に興味があって、かつ豊富な求人数の中から自分にピッタリの求人を探し当てたい人。あとは、直接の給料交渉や条件交渉が苦手な人です。
逆に看護師転職サイトを使わないほうがいい人は以下の通り。
- 転職先がすでに決まっている人
- アドバイザーがしてくるたくさんの転職先の提案に流されやすい人
- 知人や友人の紹介で転職先が決定している人
僕の経験上、「看護師転職サイト」を利用する転職方法を強くおススメします。なぜかというと、転職素人の人が自力で自分に合った好条件の転職先を見つけ出すのは難しいからです。また、転職をするということは現在の職場を退職するということです。ということは、転職先を探しながらも、現在の職場の日々の激務をこなしながら、かつそれと並行して退職準備も進めなければならないのです。僕の場合は、+αで引っ越し準備もありました汗。正直、大変です。ここで、転職サイトのプロのアドバイザーのサポートが受けられればとっても心強いのです。
求人探しと情報収集
求人の選ぶ時のポイントは以下の通りチェックする項目があります。
- 給料
- 雇用形態
- 病院や施設の規模
- 日勤・夜勤の勤務体制
- 年間休日日数や有給休暇
- 通勤のしやすさ
- 教育体制
- 人間関係
- 配属先
- 働く場所
- やりがい
- 平均年齢
- 寮の有無
情報収集は希望証券に沿った病院や施設を中心に探していきます。
ここで看護師転職サイトに登録しておけばアドバイザーのサポートはもちろんのこと、転職サイト経由で簡単に調べられるため家で寝っ転がりながらスマホで検索できます。
逆にハローワークやナースセンターはおすすめできません。なぜなら、対面相談などがあるためハローワークやナースセンターに行かなければならないからです。このご時世、わざわざ行くのも面倒ですよね。
求人探しが自宅で済んで、さらに隙間時間にもできるので最高です。看護師転職サイトはメリットが多いので登録を強く勧めます。
求人に応募する
応募する求人や候補となるであろう求人を絞って、求人に応募しましょう。
応募方法は確認しましょう。最近ではオンライン面接も増えてきています。
看護師転職サイトに登録しているならばアドバイザー経由で応募可能です。
看護師転職サイトの担当アドバイザーがいるならばアドバイザー経由で応募するのがベストです。なぜなら、面接可能な日を事前にアドバイザーに伝えておけば複数応募しても面接日が被らないように調整してくれるからです。
履歴書や職務経歴書を書く
求人が決まったら履歴書や職務経歴書を書いて応募しましょう。
履歴書や職務経歴書には書き方があるので、しっかりと確認しましょう。
もちろん、看護師転職サイトに登録していて担当アドバイザーがいるならばしっかりと添削してもらいましょう。
履歴書は①面接前に郵送する求人と②面接日に直接持参する求人の2パターンがあるので事前にチェックしておきましょう。
面接対策をして面接を受ける
履歴書や職務経歴書の書類選考が無事に通過すると、面接の段階に進みます。
面接当日の流れは以下の通りです。
- 面接会場に到着
- 受付
- 待機
- 入室
- 自己紹介
- 現在の仕事内容と今までの経歴
- 転職理由&退職理由
- 志望動機
- 採用担当者からの募集内容の説明とよくある質問の説明
- 雇用条件の確認
- 逆質問
- 退室
- 帰宅
病院やクリニック、施設では面接が基本的に1回で終わります。
一方、公務員や企業、医療法人では面接が2次や3次まで続くこともあります。
もし、看護師転職サイトに登録しているなら面接対策が有利に働きます。なぜなら、過去に同じ求人へ応募していた看護師から質問内容や面接の雰囲気を事前に確認できるからです。
担当アドバイザーに面接練習(模擬面接)を行ってもらい、面接の同行もしてもらえれば、面接結果がよりいい方向に向かっていきます。
もし面接会場が、希望している職場と同じ場所ならば同時に職場見学も可能か確認しておくと、自分の目で見た情報をすり合わせて求人の判断ができるので最高です。「百聞は一見に如かず」です。
給料や待遇条件を交渉する
面接中や内定後に給料や待遇の条件を交渉することも大切です。
このタイミングで交渉しておかないと、後々交渉が出来なくなるからです。
給料や待遇の条件の交渉のコツは以下の通り。
- その地域の看護師平均年収を把握する
- 転職先が納得する根拠や自己の実績を準備する
- 自己の価値を客観的に評価してもらう
- 希望の給料額は幅をもたせて設定する
- 希望の給料額はマイルドに伝える
- 面接時や内定後に再度面談調整をして交渉する
転職サイトの担当アドバイザーがいるならばここでも有利に働きます。
転職活動や条件交渉の素人なのに、直接転職先とやり取りするよりも、プロのアドバイザー経由で交渉してもらったほうが成功確率がアップするからです!
退職手続きをする
転職先が決まったらあとは今の職場の退職手続きを進めます。
退職手続きの流れは以下の通り。
- 退職理由と退職意思を固める
- 退職準備と並行して転職活動開始
- 看護師長に退職理由と退職意思を直接正式に伝える
- 退職日の決定
- 退職に関する必要書類の準備と退職届の提出
- 先輩や後輩に業務の引継ぎをする
- ネームやロッカー鍵などの返却物と受け取り書類の確認
- 自己スペースの整理整頓と清掃
- お世話になった方々に挨拶回り
- 退職
まとめ
この記事では看護師がスムーズかつトラブル回避をしながら退職&転職活動ができるように、「看護師転職の具体的な9つの流れ」を取り上げました。最後に1~9の具体的な流れを要点に絞っておさらいしていきましょう。
1.自己分析をする
自己分析の方法は以下の4つのステップで簡単に分析可能です。
- 転職したい理由・・・なぜ今の職場から転職をしたいと思ったのか。
- 振り返り・・・今までの経験や経歴。
- やりたいこと・・・転職して何をやりたいか。興味があること。
- できること・・・今の自分ができること。得意なこと。得意な領域。
自己分析から転職理由や退職理由を整理する。看護師の具体的な転職理由や退職理由はネットでも見れます。
2.転職の準備をする
病院や看護師長に転職理由や退職理由の伝え方は重要で以下の手順で伝えましょう。
- 最初に退職の意思を伝えるのは師長
- 就業規則で定められた期間内に意思を伝える
- 退職の意思表示は退職予定日の遅くても3ヶ月前、気持ちが固まっているなら6ヶ月前〜1年前に伝える
- 看護師長に直接対面で伝える
- 退職に関する手続きや必要書類を看護師長または事務課に確認する
- 手続きや必要書類の準備を整える
- 退職日を迎える
3.転職方法を決める
看護師の転職方法は5つあります。
- 自分で探す
- 知人の紹介
- ハローワーク
- ナースセンター
- 看護師転職サイト
「看護師転職サイト」を利用する転職方法を強くおススメします。なぜかというと、転職素人の人が自力で自分に合った好条件の転職先を見つけ出すのは難しいからです。また、転職をするということは現在の職場を退職するということです。ということは、転職先を探しながらも、現在の職場の日々の激務をこなしながら、かつそれと並行して退職準備も進めなければならないからです。
4.求人探しと情報収集
求人を選ぶ時のポイントは給料・雇用形態・通勤のしやすさ・人間関係などたくさんあります。
ここで、看護師転職サイトに登録しておくと求人探しが自宅で済んで、さらに隙間時間にもできるので最高です。看護師転職サイトはメリットが多いので登録を強く勧めます。
5.求人に応募する
看護師転職サイトの担当アドバイザーがいるならばアドバイザー経由で応募するのがベストです。なぜなら、面接可能な日を事前にアドバイザーに伝えておけば複数応募しても面接日が被らないように調整してくれるからです。
6.履歴書や職務経歴書を書く
履歴書や職務経歴書には書き方があるので、しっかりと確認しましょう。
もちろん、看護師転職サイトに登録していて担当アドバイザーがいるならばしっかりと添削してもらいましょう。
7.面接対策をして面接を受ける
もし、看護師転職サイトに登録しているなら面接対策が有利に働きます。なぜなら、過去に同じ求人へ応募していた看護師から質問内容や面接の雰囲気を事前に確認できるからです。
もし面接会場が、希望している職場と同じ場所ならば同時に職場見学も可能か確認しておきましょう。「百聞は一見に如かず」
8.給料や待遇条件を交渉する
面接中や内定後に給料や待遇の条件を交渉することも大切です。
このタイミングで交渉しておかないと、後々交渉が出来なくなるからです。
プロのアドバイザー経由で交渉してもらったほうが成功確率がアップするのでぜひ、看護師転職サイトを活用しましょう。
9.退職手続きをする
転職先が決まったらあとは今の職場の退職手続きを進めます。
最後に
最後に、あなたがこの記事を読んでくださったことに心から感謝いたします。私の書いた内容が、少しでもあなたの看護師人生にプラスの影響を与えることができたら、これ以上の喜びはありません。また、このブログで今後も役立つ情報をお届けできるよう、精進してまいります。
本当にありがとうございました!